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茶の湯覚

このブログは、「茶道」についての月梅の個人的な覚書です。 調べたことを纏めると同時に、誰かのお役にたてれば幸いと思い、公開しています。

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炭道具

鳥の羽で作った小さな箒のこと。

炭手前の際、炭斗に置いて席中に持ち出します。炉縁、風炉などを清めるために用います。



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食べ物を入れる器。

蓋付きが通例とされます。

主に漆器で、菓子を入れる器として用いられます。



茶道に携わる人の、意匠に基づいて作られた道具類などのこと。
青銅製の釣鐘。

茶会の準備が整い、客の入席を請う時に打ち鳴らします。



床に飾る、裂(きれ)や紙で表装した書画のこと。

第一の道具とされ、茶席の中でも最も尊ばれます。



三千家の茶道具を作り続けてきた10の美術工芸の家。

【奥村吉兵衛家】表具師(掛軸・屏風)

【黒田正玄家】竹細工・柄杓師(柄杓・茶杓・竹花入)

【土田友湖家】袋師

【永楽善五郎家】土風炉・焼物師(土風炉・茶碗・水指)

【楽 吉左衛門家】茶碗師(茶碗・水指・香合)

【大西清右衛門家】釜師(釜・建水・蓋置)

【飛来一閑家】一閑張細工師(棗・香合・盆)

【中村宗哲家】塗師(棗・香合・棚)

【駒澤利斎家】指物師(香合・水指・棚)

【中川浄益家】金もの師(薬缶・建水)
炉縁とは、炉を作る際、炉壇の上にかける木の枠のことです。

炉縁は大別して木地縁と塗縁があります。

木地の炉縁は、一般的に小間に用いられます。

初期の木地縁は、使うたびに洗ったので「洗い縁」とも呼ばれ、水に強い沢栗材が用いられました。

他に、黒柿、縞柿、桑、桜、紅梅、松、桐、杉などさまざまで、北山丸太や皮付丸太等の丸太物や、鉄刀木(たがやさん)、花梨などの唐木、社寺の古材を仕立てることあります。

木以外に竹を使用することもあり、角竹を使ったもの、木地に胡麻竹や煤竹を貼りつけたものもあります。

「塗縁」は、無地と蒔絵にわかれ、塗縁は一般的に広間(四畳半以上)で使用します。

桧材真塗を正式としますが、あらゆる漆加工が使用されています。

塗には真塗・溜塗・掻合塗・朱塗・青漆・布摺・春慶・荒目等があります。

蒔絵も、好みによって各種の文様が施されます。

炉縁の寸法は、1尺4寸四方、高さ2寸2分5厘、天端1寸2分5厘、面取2分5厘を原則とし、田舎間の場合1尺3寸四方、また好みにより違いがあります。





風炉の正面に透かし穴があいているタイプの風炉。

真の風炉とされます。

火窓の上部と口縁との間のつながった部分が眉に似ているところからこの名がつきました。

火気がなるべく客に感じられないように、
主に暑い季節に使用します。





茶飯釜は懐石料理の飯を茶席で炊く茶事。



蓋置とは釜の蓋や、柄杓の合をのせるための道具。

材質は竹、金属、陶磁器類などがあります。

竹の蓋置は引切とも呼ばれ、竹の根元が上になるように逆竹に切る約束となっています。
また炉と風炉の場合で切り方が異なり、天節と呼ばれる上端に節があるものが風炉用、中節と呼ばれる節が真中あたりに来るものが炉用。

棚を用いた点前では最後に飾られることが多いが、竹製のものは特別の物以外は飾らない。

千利休が選んだとされる火舎、五徳、一閑人、三つ人形、蟹、さざえ、三つ葉の7つは「七種蓋置」と呼ばれ、特別な扱いがあります。




向付・焼物鉢・預け鉢・汁次・徳利・ぐい呑み・湯桶・香の物鉢・菓子器など、茶の湯の懐石で使われる道具
懐石料理において、膳部の手前におく飯碗や汁碗に対し、向側に置いてぬたなどの簡素な食物を入れるのに用いる器。

形はさまざまです。



台子や長板に飾る道具一式。

通常は、水指、杓立、建水蓋置の四器が同一の作りのものを指します。

現在では風炉、釜も統一した意匠で揃えられているものもあります。

唐銅などの金属製や陶磁器製など。

『南方録』に「台子にては、カネの物ならでは、水指、杓立、こぼし、蓋置ともに用いず候。」とあるように、唐銅の皆具は真の皆具と言われます。
灰匙は、灰をすくって蒔いたり、灰形をつくるもので、風炉用と炉用があります。


風炉:小さい灰匙で、柄が竹皮巻のもの用いいます。

炉:大ぶりのもので、桑などの木の柄ものを用います。




炭点前に必要な炭斗羽箒・火箸・かん・釜敷・香合・灰器・灰匙などの道具を炭道具と言います。

10月始めから開炉までの時期に、点前畳中央に風炉を据える扱いをすること。

風炉は、ふつう畳の中央より左に据え、水指を釜の右側に置きます。
しかし、10月にもなれば肌寒い日もあり火の気が恋しくなるため、火を少しでも客に近づける気持ちで、それまで道具畳の左に据えられていた風炉を真中に寄せ、その反対に、水を入れた水指は客から遠ざけ風炉の左に置く扱いをします。

その場合、水指を置く場所が普段よりも狭くなるため、胴廻りが細く背の高い細水指を使用する。また風炉もできるだけ火が見え、暖かさを感じるものが用いられます。

この季節が終わると、いよいよ炉の季節です。
底取は、灰の出し入れに用いられます。
銅で平椀状にして直角に手が立ち上がり、手は竹の皮で包まれて、その上から紺麻糸が巻いてあります。



花を入れる(活ける)花器の事です。

材質や形によってそのものの位があって、真・行・草に分かれます。

材質は銅合金の唐銅(カラカネ)製、焼き物、竹製が主です。

掛軸が真の位なら花入も真を使うといった感じの使い分けで、さらに花にあった花入を選びます。

茶道で使用される花入は華道で使用される花器とは区別されます。


桑小卓は風炉でも炉でも使える棚。

裏千家仙叟の好みで、もともと床に飾る香炉の卓として好まれたもの。
桑木地で作られた四本柱二重の小卓です。






盃台とは引盃を載せる台で、円筒形の高台に鍔がつき、中央の筒内に盃に残った酒露を流すようになっている。

会席で初献の際、客数だけ引盃を重載して持ち出す。

通常、引盃と対になっているため漆器製であるが、穴のない渡盞は青磁や染付など陶磁製が多い。


炭手前に用いる他に、床の荘りに香合を乗せる敷物として用います。

初炭手前に用います。

白の美濃紙一帖(48枚)を四つ折りにして用いる紙釜敷は、利休が懐紙を用いたのが始まりで、真の位の釜敷とされる。

席中には炭斗に入れず懷中して出る。

のちに奉書・檀紙などや箔押など好まれるようになる。
菓子に添える楊枝。2本揃えて、箸のように使うこともある。

クスノキ科の樹木、黒文字の枝を削って作ることから付いた名称。

炭斗とは、炭を入れて茶室にはこぶための道具。

ふつうは竹を編んで内側に紙をはったものを使います。

炉用は大きくて浅めのもの、風炉用は小さくて深めのものを使います。

ほかにも、ひょうたんでできたものや、木でできたものなどもあります。


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