忍者ブログ

茶の湯覚

このブログは、「茶道」についての月梅の個人的な覚書です。 調べたことを纏めると同時に、誰かのお役にたてれば幸いと思い、公開しています。

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。


イラストが可愛かったり、構成も入門前の方には楽しめるものです。茶道を知っている方なら、当たり前のことばかりかもしれませんが・・・京都でやっているお茶会の情報も載っていますので、「京都で茶道を・・・」と思う方は、一つかばんに忍ばせておいてもよろしいかと思います。お値段も、重さもお手軽です。


PR

利休の人となりに迫った一冊。
「いったい、この人の何が「凄い」のでしょう?
利休の逸話は数多いですが、そのほとんどが作り話です。
信長、秀吉とのほんとうの関係、楽茶碗にこめられた意味、暗い茶室でこころみた工夫―いま注目の若手茶人が、茶碗、茶室、侘び、禅、死ほか一〇章で語る、茶の湯をよく知らない人のための新・利休入門。」

茶人の中で神格化されている利休をどちらかというと、人としてとらえています。
わびさびなどの茶道の精神の説明はあまりない。
お稽古・手前の解説書でもないので、ちょっと茶道・利休に興味がある人にお勧め。
写真はオールカラーでした。





茶道具展覧会の図録のような感じの一冊。
近現代の作家の作品がカラーで楽しめる。
ギャラリーも載っているので、購入することも可能。
(おいそれと手が出る価格じゃないですが)

出版社: 阿部出版 (2010/02)
ISBN-10: 4872422171



茶の湯覚をwikiにて編集していくことにいたしました。

今後、このブログでは、茶道についてのつれづれなる雑文と、

茶道関係の本の感想などを書いていこうと思います。


茶の湯@wikiはこちらから


左メニューの茶の湯@wikiで、更新情報を公開しています。
裏千家十一代玄々斎が伊勢路へ旅をした折、雪月花の点前を創案したのがはじめ。
十四代淡々斎がこれに色紙点前、和敬点前を加えた。

口切りに用いる。
茶壷の封印を切って、中の茶葉(詰茶)をここに出します。
挽家と美濃紙の上に、糊板に糊・竹篦・印肉と印・小刀・封紙をのせます。


朝茶事にはよく用いられる。
注連縄を使った名水点には必ず用いられる。

茶の湯の場で用いられている裂地(きれじ)について、800点余りをカラーで収録し、図鑑風に紹介する。
地色、文様、織り方についての基礎知識、様々なキーワードから名称を探せる索引付。


ハードカバーで大きいサイズの本なので、持ち運びはできませんが、一つ一つの裂地について、詳しい解説が付いているので、辞典として手元に置きたい一冊。


出版社: 淡交社 (2001/07)
ISBN-10: 4473018164




風炉の下に敷く板。
半板、大板、小板、敷瓦がある。
敷瓦は陶磁器製で、鉄風炉のみに用いる。



底土器(そこかわらけ)とも。
風炉に灰を入れる時、火を通さないようにするために、使用します。





「本書は、茶道初心者のために、またお稽古の予習・復習のために、心強いテキストとなる一冊です。
風炉と炉それぞれのお道具のちがい、点前中のあつかいなど、たいせつなポイントがすぐ解ります。

お茶のお稽古の予習・復習のために、風炉と炉の道具の違い、あつかいの違いを、比較対照方式で解説。
入門してまもない人、茶の湯覚えを確認したい人に便利な一冊。 」


写真が多く、雑誌みたいなつくりなので、眺めているだけでも楽しいし、勉強になります。

単行本: 101ページ
出版社: 淡交社 (2006/03)
ISBN-13: 978-4473033031
発売日: 2006/03




夜咄の茶事は冬の夜間、主客で共に語り合う茶事です。
12月から3月頃までに行われ、待合いには火鉢や行灯が用意されます。
案内は日が沈んでからとなります。
露地の行灯や灯籠が、風情を醸し出します。
古来「茶事は夜咄であがり候」と言われたように、数ある茶事の中でも最も技巧を必要とします。

短檠、座敷行燈、露地行燈、手燭、小燈、膳燭などが必要です。





【茶器/茶道具・夜咄道具】足元行灯 塗(電気式)


炭点前で、灰匙で蒔くための灰を入れる器。

風炉用、炉用、半田があります。

古くは灰炮烙(はいほうろく)とも。

灰の品質と使う量により、風炉用と炉用があります。
風炉用は小振りで釉薬のかかったもの、炉用は大振りで湿し灰を入れるため釉薬のかかっていない素焼のものを用います。

※風炉では蒔灰(藤灰)、炉では湿し灰(湿り灰・濡灰)を入れます。

灰器は炉の炭点前には必ず用いますが、風炉の場合には土風炉で蒔灰がしてあるときのみ用います。




【茶道具・灰器】灰器 青楽 風炉用 松楽窯

ぶりぶり香合とは、お正月玩具の「ぶりぶり」から
意匠されたもので、八角形の胴にふくらみを持つ形が特徴。

※「振振(ぶりぶり)」とは、江戸時代、正月の祝儀用の遊びで、男児が振り回したり、引っ張って楽しんだ玩具。

陶磁器や塗り物など材質はさまざまで、一般的な香合より大きくて華やかです。

初釜の際に使用されることが多いみたいです。




和歌や漢文などが書かれた古い時代の書。

僧侶の書をいいます。
法語や禅の言葉が書かれます。

花籠の一種。掛けて使用します。
鮎取りの籠に見立てられています。
季節は6月から7月。




赤杉で作った両端が細い箸で、折敷にのせて持ち出します。

利休箸ともよばれています。

香を入れる小さな容器。

茶席では必ず香がたかれます。
香は茶席の空気を浄化し、心身を清め、炭のにおいを消す働きがあります。



屏風の一種で、手前をする前方に立てられます。



全体が球状で、毬のような形をしている棗。

別名「毬棗」ともいいます。

底部は直径が短く、少し上がり気味の平底。






棚とは、風炉、茶碗、茶入れ、水指などの茶道具一式をのせておく台のことをいいます。棚物とは点前に際し茶道具を飾り置く棚の総称をいい、棚は、四畳半以上の広間に使い、小間には使いません。棚物の、畳に付くいちばん下の棚を「地板(じいた)」、いちばん上の棚板を「天板」、中間に棚板があれば「中板」といいます。


茶道具棚物には、5つのタイプがあります。
台子-大棚-小棚-仕付棚-箪笥

お茶の点前の元になっているのが、台子です。
天地二枚の棚板でできた茶道具を飾る棚には飾り方に一定の規式があり、これを台子飾りといいます。
この規式は能阿弥が「書院の七所飾」を参考に「書院の台子飾」を制定したと云われています。真台子・及台子・竹台子・桑台子・高麗台子などがあります。

棚にも、炉用(11月~4月)、風炉用(5月~10月)、兼用(1年中)があって季節やお点前によって使い分けます。
風炉の最後の時期を「名残」といい中置専用の棚が玄々斎好みの五行棚です。
「紹鷗棚」「志野棚」は炉専用の大棚です。さらに、棚を使わずに畳に置き付けるようになったのは利休からみたいです。

水指を飾る棚が考案されてから後、棚物と水指は密接な取り合わせとなったため、共に発展し、現在の多種多様な棚物が出来ていったようです。

-------------------------------------

■ 棚の種類

【台子】真台子 竹台子 及台子 高麗台子 爪紅台子
【大棚】紹鷗棚 志野棚 
【小棚】中央卓 冠台 山里棚
    四方卓
    丸卓 二重棚 三重棚
【仕付棚】洞庫 
     一重棚 二重棚
     釘箱棚
【箪笥】旅箪笥 短冊箱 茶箱





茶入、薄茶器に茶を入れるための用具一式を入れる箱です。



水屋は茶会等の準備や後始末をする場所と同時に茶事の道具類を置く場所です。

茶室の隅に設けたり、隣室に設けます。

水屋の拝見をするのも礼儀となっており、道具の置き方も重要となり水屋の構造や形式、用材に至るまで拝見の対象です。




主菓子を入れる菓子器。

黒文字を人数分載せて使用します。

正式名称は「縁高重(ふちだかじゅう)」



茶の湯@wiki
02 2024/03 04
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31
<<前のページ  | HOME |  次のページ>>
Copyright ©  -- 茶の湯覚 --  All Rights Reserved
Designed by CriCri / Powered by [PR]
/ 忍者ブログ